春:生命と創造の力
再生と再誕、そして無垢の季節である春は、若さや盛んさ、初々しさの象徴である。地表は氷の外套を脱ぎ捨て、緑が萌えはじめる。緑は次第に白を埋め尽くしてゆき、大地が再び目を覚ます。幾月の沈黙を経て鳥たちが歌いだし、生き物たちは冬の隠れ家から顔を出すと、新たな命を生み出し始める。春は直感と衝動、愛と喜びの季節なのだ。春雨は冬の寂しさを洗い流し、大地に命はぐくむ力をもたらしてくれる。
Dark Ages Mage, p116
春の魔法で出来ることは、以下のとおり
- レベル1
- 何かの芽生えを知覚できる
- 赤ちゃんがはじめて母親のおなかの中で動いたとか、怪我の治り始めとか(結果として残りHPが類推できる)、誰かと誰かが恋に落ちたときとか
- 新しい考えでも、友情でも、可能性でも、とにかく「生まれる」のが分かる
- レベル2
- 春の要素を自分に与える
- 活力を与えて自分の怪我を治すとか、子どもの頃の何にでも驚く心を取り戻して〈警戒〉判定にボーナスとか
- レベル3
- 流れと活動とをつかさどる元素、「風」を意のままに操る。
- 自分以外の人間に活力を与え、怪我を治す
- 愛情・友情・感謝といった、明るい感情を操る
- レベル4
- 特定の考えを発芽させ、人々の間に広める
- 他者の呪文に魔力を注ぎ、効果を強める
- 妖精の世界へと赴く
- レベル5
- 死して間もないもの生き返らせる
- 物に命を吹き込む