思い出について

思い出したくないので、盗んでもらう話。たとえば、大好きな人に裏切られたとか。盗んだ思い出は、誰もが近寄らない場所に隠す。誰かがそれを発いてしまい、思い出が持ち主を探して回る。騒動勃発、つまり、雑多な人々が同じ経験をしてしまう

最終的には持ち主に戻り、なんとか……受け入れられたら……「忘れることはできなくても、赦すことはできる」とか。あるいは、思い出自体が共有化によって希薄になり、「な〜んだ、たいしたことじゃ無かったのね」とか