ゴーストについて

一片の悔いさえ残らぬほどの達成とか、そういうのでなければ昇天できない
例えば、ゴーストとすんげえ趣味の合う人間がいて、さらに腹割って話をして、「こいつだったら自分の夢を託すことができる」と確信する……言い換えれば「こいつと話すためだったんだから、死んでも良かった」みたいな、さらに「俺が無くなっても、こいつみたいな人間が生まれ続ける限り大丈夫」という諦め。まあ、なんつーか、自分の好きなものという個が、音楽という普遍に繋がるっつーか。よぐわがんね
んんんんん、例えば、未完の曲があって、最後のフレーズがどうしてもできない。途中で死んじまってゴーストに。ある日どこかの誰かが話しかけてきて、「行き帰りにいつもお前の曲を聴いてるが、最後のフレーズがどうしても気になるから、最後まで弾いてくれ」と。未完だって事を打ち明けると、「じゃあ、完成するまで、試しに弾いてみてくれ。何回でもかまわない。お前がその曲を完成させるまで、俺はずっとここにいるから」みたいな。一夜が明けて曲は完成し、楽譜を残して昇天
難しいねえ