アクション対象宣言の例外

VTESテキスト読み書きのツボ、はっじま〜るよ〜。
アクションの対象は宣言せねばなりません。では、以下の能力についてはどうでしょう。ナガラジャという血脈のヴァンパイア、〔Le Dinh Tho〕です。

Le Dinh Tho
Nagaraja
Capacity: 5
Group: 2
Independent: Tho may look at another Methuselah's hand and discard one card from it as a +1 stealth (D) action (that Methuselah draws back up to his or her hand size).

さて、テキストには「〔Tho〕は+1ステルスの(D)アクションとして、他のメトセラの手札を見てそこからカードを1枚捨てることができる」とあります。さて、この場合の「1枚捨てる」というカードは、このアクションの対象ではないでしょうか?

でも、それでは困った事になってしまいます。〔Tho〕がこの特殊アクションを宣言したら、捨てる予定の手札を言わなくてはなりません。しかし、そんなの手札を見る前から言えるわけがないのです。っつうか宣言できたらできたで、とてもおかしな状況だと思います。*1

このようなおかしさを防ぐため、アクションの宣言は「自分にとって普通に見ることの出来る情報」に限られます。例えば、自分の手札や場にプレイされているカード、そして全てのアッシュ・ヒープなどが含まれます。反対に、自分以外のメトセラの手札などは、アクションの対象であっても宣言する必要は無いのです。

*1:「見ているな、ジョースター!」のようなおかしさです。