今から始める、その2

じゃあ、今から始める際の注意点として、まずはカマリリャへの対応かな。

カマリリャは、VTES界最強の派閥。カマリリャ派閥に依存するカードは、2003年の「Camarilla Edition」っつう拡張以来ほとんど出てない。なぜかというと、今までで十二分に強いから。

ただし、カマリリャの良いカードは、地位持ちに限られる。なので、地位持ちが出た時にだけ注意すればよい。先ずは、内陣/護法官を必要とするカードから。

  • Protect Thine Own(以下、〔PTO〕)
    • VTESのニュースグループでは、「テキストを変更しろ」とか「トーナメントで使用禁止にしろ」とか、盛り上がるネタになったカード
    • 効果は単純。〔PTO〕は政治アクション。カマリリャ以外の派閥に属するヴァンパイアを指定し、レファレンダムが可決したら、その指定したヴァンパイアが捨て札になる。それだけ。
    • VTESだと、プレイヤーの生命点をコストとして、強力なヴァンパイアが使用可能になる。プレイヤーの開始HPは30点だが、強力なヴァンパイア*1になるとその3分の1を消費せねば、自分の支配下に置けない。ところが、そうやって命削りつつ出したヴァンパイアが、カマリリャ以外っつうだけで、一瞬にして灰になるわけですよ。
  • Alastor(以下、〔アラストル〕)
    • 地味に強いカード。〔アラストル〕中心のデッキもある。
    • 〔アラストル〕も選挙カード。カマリリャのヴァンパイアを指定し、レファレンダムが可決したら、このカードをそのヴァンパイアに置く。アラストルを置くと同時に、以下3つの特徴がついてくる。
      1. 山札から好きな装備を1枚探して、ヴァンパイアに「乗せる/place」ことができる。この「乗せる/place」ってのは、普通ヴァンパイアが「装備する/equip」のとは異なるため、装備条件を無視できる。例えば、アラストルとしてヴェントルー氏族のヴァンパイアを指定すれば、トレメール氏族限定の装備〔Ankara Citadel, the〕を乗せることが出来る。また、その際のコストは、通常の半分(小数点以下切り捨て)だから、強力な武器も比較的安価で入手できたり。
      2. どんなヴァンパイアに対しても、+1ステルスのアクションで戦闘突入できる。1.で強力な武器を手に入れてたら、戦闘突入能力はかなり嬉しい。
      3. 同族喰らいを行えなくなる……が、何か問題でも?
    • 「強力な武器&戦闘突入能力」があれば、相手の行動可能なミニオンを減らせるかもしれない。相手のミニオン数を減らせれば、こっちが好き勝手できる訳で。

ま、どっちも政治アクションだから、防ぎ様は色々と。

  • 政治アクションカードプレイ後
    • 〔Direct Intervention〕で、カード自体をキャンセル。ただし、相手の手札にもう1枚同じカードがあったら、プレイされちゃうかも知れないので留意。
  • アクション宣言後
    • 政治アクションをブロックする。頑張れ!
  • アクション成功後、レファレンダム前
    • 〔Yawp Court〕をタップして、政治アクションを起こしたヴァンパイアと戦闘に突入だ!サバトヴァンパイアしか出来ない芸当だが、これで相手を休眠させられれば、きっと狂おしいほど気持ち良いぞ!
  • レファレンダム中、投票前
    • 〔Confusion of the Eye〕で、レファレンダムを失敗させる。タイミングは「投票前」なので、それを忘れるな!
  • レファレンダム中、投票中
    • 〔Scalpel Tongue〕など、相手の投票数を操作できるカードで、否決を狙おう!
  • レファレンダム中、いつでも
    • 〔Delaying Tactics〕で、レファレンダムをキャンセルする。その場合、〔PTO〕や〔アラストル〕は相手の手札に戻るが、同じ政治アクションをこのターン限定でプレイできなくなる。つまり、1ターン余裕が出来るわけなので、其の間に対策を練ろう!
  • レファレンダム可決後
    • 相手を呪う。呪うだけならタダだ!

*1:ヴァンパイアのキャパシティーは、現在のところ最大11点。キャパ11のヴァンパイアを支配下においた時点で、HPは19点になる計算。