千年紀の狂信者

来るよ、来るよ、不穏な風が。*1

事態は、米国ケンタッキー州の小さな町に始まる。その町の聖職者、ダニエル・アダムズ氏が、誰の許しも無く抱擁された。血族であるがため犯してしまう行為と、それについて苦悩する日々、っつう所までは良くある話。だが、彼は、ちょっと違った。アダムズ牧師は自らの信仰によって、”獣”が引き起こす冒涜の数々を説明できると考えたのだ。彼の「正気」が揺らぐごとに、彼の人気は高まってゆく。彼の訓話と予言により、信者たちが教会を埋め尽くし、私兵たちが数を増す。無論、カマリリャサバトも、それを放置している筈が無い。

来る十一月より、新たなストーリーライン・イベントが開催される。さて、今までのストーリーライン・イベントっつったら、事件は最終戦「だけ」で起こっていた。だがしかし、今回のイベント「ミレニアム・カルティスト」は一味違うぜ。
「ミレニアム・カルティスト」の目玉は、「うっかり生まれた駄目教祖」アダムズ牧師。アダムズ牧師と、そのカルト集団については、特別なデッキが組まれている。しかも、そのデッキを使用するのは、トーナメント中の「各テーブル」なのだった。
仕組みは、こんな感じ。アダムズ牧師はクリプトで、テーブルの中央に置かれる。各プレイヤーは、アダムズ牧師を支配することで、「ミレニアム・カルティスト」デッキのカードをプレイできる。デッキの中には、アダムズ牧師の下に集まっていく財産や、武装の数々が入ってるらしいぜ?