生き様について

第一章の抄訳。

〈Promethean〉は孤独な存在である。人間の集団は避けねば成らない。さもなくば、人間達を暴力へと駆り立ててしまう。彼らの同胞は数少なく、出会いは希である。二人の〈Promethean〉が出会うとき、彼らは警戒しながらお互いの事を確かめる。相手は友なのか、あるいは敵なのかを。友となった〈Promethean〉は、相手の〈Pilgrimage〉を支えようとする。あるいは、意気投合した〈Promethean〉たちが集団となって、共に〈道徳〉を求めたり、同胞の孤独を癒すことに努めたりする。しかし、〈Promethean〉の中には、〈Pilgrimage〉を競争とみなす者も居る。選り抜かれた者だけが、到達できるのだと。彼らにとって、他の〈Promethean〉は敵に過ぎない。さらに、他の〈Promethean〉を避けようとする者もいる。他の〈Promethean〉を怖れるため、あるいは、〈Pilgrimage〉により得られた僅かな知識を横取りされぬためである。

〈Pilgrimage〉っつうのは、あれか。血族における非=生(Unlife)か?